記事概要
近年賃貸物件を借りる際には家賃保証会社との契約が必須になってきております。
少し古い年度にはなりますが2020年の国土交通省住宅局「家賃債務保証の現状」では利用率は80%になっております。
2024年現在物件を紹介している相場感覚から見ると保証会社を利用していないお部屋はほとんど無くなってきていると感じます。
その役割やメリット・デメリットなどを詳しく解説します。
家賃保証会社とは
家賃保証会社とは入居者が家賃を滞納してしまった際に代わりに大家さんへ家賃を支払う会社になります。
大家さんにとっては未回収リスクが少なくなり入居者にとっても保証人を準備する事も不要になりますので双方にはこの点においてメリットはございます。
国土交通省の登録事業者数は104社 (令和6年6月30日時点) となっております。
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr7_000028.html
(国土交通省の登録事業者数は104社)
家賃保証会社の役割
家賃保証会社は以下のような役割を果たします。
①家賃保証
入居者が滞納した場合に家賃を大家さんへ立て替えます。
②審査代行
保証会社は独自又保証会社各社加盟する共有情報や信用情報を確認して大家さんに代わって適格性を判断します
③保証人の代替
通常の保証人に代わり、家賃保証会社が賃貸契約の保証を提供します。これにより、保証人を立てる必要がなくなります。
④滞納家賃の回収等
大家さんに立て替えた家賃を入居者に請求。大家さん含め物件の管理会社さんも滞納家賃の回収を委託出来るので手間が無くなります。
家賃保証会社を利用するメリット
【オーナーのメリット】
家賃の未払いリスク軽減
入居者が滞納してしまっても家賃が保証会社から確実に支払われるため、オーナーは家賃収入の安定性を確保できます。
手間の削減
入居者への入居審査又家賃回収代行等の業務負担がなくなります
【入居者のメリット】
保証人不要
連帯保証人様をお願いする事無く入居が可能になります
トラブルの防止
家賃の支払い等に遅れがおきてしまっても間に保証会社が入っておりますのでオーナーと直接の連絡が軽減されます
利用時の注意点
家賃保証会社を利用する際には、いくつかの注意点があります。
保証料の支払い
保証料のお支払いは初回が最大でお家賃の1か月分程のお支払いが一般的です。
また毎年更新料で2万円程(毎年ではなく毎月お家賃に費用負担がある場合もございます)
お支払い方法は事前に契約内容のご確認が大切になります。
あまり現在は多くはございませんが保証料をオーナーが負担してもらえる物件も増えてきております。
その場合入居者側でのご負担初期費用が減りますのでお得な物件と言えます。
審査の厳しさ
個々の信用力に自信がある場合には特段と気にすることは無いのですが過去の滞納履歴・信用情報審査等の審査が入りますので
非承認になってしまうと希望の物件にご入居できないケースが生じます。
この点が入居者側から見た場合の最大のデメリットにはなってきます。
契約内容の確認
上記記載致しました保証料の金額や保証期間等のご契約内容を十分に確認しましょう。
保証会社の選択は入居者から出来るのか
基本的には管理会社さんが代理店加入している保証会社の利用が多くなりますので 入居者側から指定はほとんど出来ないです。
まとめ
家賃保証会社の加入が必須になっていく昨今過去に滞納してしまったり自己破産又ブラックになってしまった方のご入居が厳しくなっておりますが
弊社では希望の物件にご入居できるようお探し交渉等致します。ご入居が難しい方はぜひご相談くださいませ。
審査通過出来るご尽力させて頂きます。
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弊社では審査が難しい方専門のお部屋探しをしております。
ご状況等も様々ですのでお探しの際はご相談・お問合せくださいませ。