強制退去をインターネットで検索すると、大家さんや管理会社目線の情報が基本的に掲載されております。
諸事情をお持ちのお客様を、スムーズに希望条件に沿った物件に入居するまでのサポートに特化しておりますので、
今回は、強制退去となってしまった方(お客様)目線での情報をお伝えできればと思います。
1、強制退去とは
➡強制退去とは、家賃滞納や近隣トラブル等を起こした入居者に対して、退去してもらう強制執行を行う事です。
契約書類に、禁止事項や家賃支払い日等契約解除に関することは記載されている為記載事項を守っていれば強制退去になる事はありません。
建物の老朽化や、立替、取り壊しにつき大家さんから契約解除の申し入れがあった場合(通常6カ月前)は、強制退去とは異なります。
主な理由は継続した家賃滞納が多いです。
2、強制退去が与える影響は
強制退去は、賃貸保証会社や管理会社・大家さんによって履歴として残ってしまいます。
住んでいた物件に今後住めなくなってしまうだけでなく
同じ保証会社・大家さんの物件・同じ管理会社の物件にも住めなくなってしまいます。
また、賃貸保証会社の審査にも今後影響してくるので審査がなかなか通過しなくなってしまう事もあります。
信販系の保証会社にて、強制退去となると場合によっては今後クレジットカードの発行が難しくなるケースや、ローン(医療ローン・住宅ローン・ペットローンなど)の審査が難しくなることがあります。
LICC加盟の保証会社にて強制退去となると、LICC加盟の保証会社の審査が難しくなってきます。
独立系の賃貸保証会社にて、強制退去となると同じ保証会社を利用している物件への入居は難しくなってきます。
強制退去になってしまった場合
契約した保証会社がどこの加盟団体かを把握することは
今後の入居審査には大切になります。
信販系の保証会社にて、強制退去
➡今後信販系保証会社を利用した、賃貸物件の審査に影響が出る。
クレジットカード発行やローンの申し込みが難しくなる。
LICC系保証会社にて、強制退去
➡LICC加盟の保証会社を利用した、賃貸物件の審査に影響が出る。
この、LICCに加盟している保証会社間では家賃滞納や強制退去の情報を共有しています。
中には、LICC加盟保証会社でご状況次第で審査が比較的優しい保証会社もありますが、基本的にはLICC加盟保証会社にて滞納歴や強制退去歴があると以後の審査に影響が出ることとなります。
独立系保証会社にて、強制退去
➡独立系の保証会社は、基本的に会社ごと審査が違います。
この場合、強制退去となってしまった保証会社は以後基本的に審査通過が難しくなってきます。
万が一、強制退去となってしまった場合は今後賃貸物件の契約の際、保証会社の審査は避けて通れないため保証会社名はご自身で覚えておく事もポイントになってきます。
3、強制退去になるケース
契約書類に、禁止事項や強制退去(契約解除)となる事例について記載がある事は前述しましたが、強制退去になってしまうケースをいくつかご紹介致します。
①家賃滞納
強制退去となるケースとして一番多いのが家賃滞納です。
契約書類には、3か月の家賃未納があった場合に契約を解除する事が出来ると記されますが、基本的に1~2ヵ月でも家賃の未納がある場合契約解除(強制退去)の手続きを取られてしまうパターンも御座います。
通帳残高が1円少なかった為などのご理由で引き落としがされず滞納扱いとなるケースも御座います。
家賃が支払われないと、保証会社からの催促のメールやはがきが来ることがあります。緊急連絡先にしている方に電話が行ったり、連帯保証人に通知が行くまた、場合によっては
勤務先へのお電話が入る事がありますので、くれぐれも気を付けましょう。
②騒音トラブル
賃貸物件で一番多いトラブルと言われている隣人トラブルとの騒音問題になります。
ご自身では、快適に思われるステレオ音量も隣人からすると迷惑に感じる事があります。
この騒音トラブルが度重なったり、隣人の生活に支障をきたす様子が見られると
強制退去となってしまう事があります。
あくまで管理会社が認知してあまりにもひどいと把握されての問題にはなりますので
隣人との個人間での強制退去にはなりません。
賃貸物件の多くが、集合住宅になります。隣人の迷惑となる行為は契約書類にも禁止事項として記載がありますのでくれぐれも気を付けましょう。
騒音トラブルにて、強制退去となると騒音問題を引き起こす恐れのある人と評価され、以後物件の審査に悪影響となります。
③悪臭
悪臭に関しても、騒音と同様隣人へ被害が及ぶトラブルとなります。
ペット可物件でも、ペットの排泄物による悪臭やペットの体臭は迷惑と思う人も中には存在します。
また、社会問題としてあげられるゴミ屋敷も強制退去となる原因になります。
管理会社や大家さんからの要求を聞かずに放置していると、隣人トラブルとなり強制退去となってしまいます。
④無断転貸
無断転貸とは、管理会社や大家さんの許可なく入居者以外の第三者に貸すことです。
入居者が、長期間不在にする場合でも第三者への又貸しなどは、住居用途として契約している以上管理会社や大家さんの未承諾は禁止となります。
無断転貸は、大家さんや管理会社から禁止事項として契約書類に謳われている為信用性に欠けると判断され事後の物件の入居が厳しくなります。
昨今では承諾無い民泊物件でのトラブルが増えております。
⑤その他契約違反
契約書類に記載されている、禁止事項やルールは賃貸物件を大家さんから借りている為最低限守る事は当然になります。
例えば、ペット不可(一時持ち込みや預かり等も不可)と契約しているにもかかわらずペットの飼育をしている場合や、
女性専用物件に男性と同棲してる、住居用として契約しているのに事務所利用をしている等
様々な、契約違反は強制退去の原因となります。
こちらも、信用性に欠ける行為とみなされ以後物件の審査が難しくなることがあります。
上記記載内容は、実例として一部にはなりますが強制退去となると保証会社には強制退去となった原因が記録として残ります。
信販系の保証会社や、LICC加盟の保証会社では情報を他保証会社と共有している為、保証会社の審査において
通過が大変難しくなってきます。
弊社では、お客様のご事情や強制退去となってしまった原因をしっかりヒアリングさせていただき、お客様の保証会社審査がスムーズに進む物件をご提案させて頂いております。
不動産会社によって、変わりますが弊社であれば事前にしっかり正直に事情を説明することが、審査通過への鍵となります。
4、新しく賃貸物件を契約する為には・対策は?
万が一、強制退去になってしまった場合入居審査が難しくはなりますが、次の物件に入居する為の対策をご説明します。
①正直な説明
弊社にて、お申込をされるお客様の場合強制退去になってしまった保証会社や理由・現状等事前にしっかり正直に説明をして頂きます。
それは、前述の通り情報共有のある保証会社間での審査はかなり厳しい為、お客様の状況にあった保証会社を利用している物件をご紹介させていただくためです。
弊社の場合、お客様の保証会社審査を通過を一番に考えている為お客様側の味方のような立場にございます。
ここで、お話していない内容があったり相違があるとスムーズなご紹介が難しくなり、早期に次の物件へご入居までのサポートが出来かねてしまいます。
ただ、注意点として弊社のように審査に特化した不動産会社には正直に話した方が審査通過率が上がる一方で、大手又駅前にある一般の不動産屋さんですと相談も断られてしまうケースがございます。
一般的な不動産屋さんに正直に相談したが故に、複数の保証会社や管理会社にお客様の内容が残ってしまい、弊社からの交渉が難しくなるお客様が多々いらっしゃいます。
正直に話してもらうのが正当ですが、相談する不動産屋さんを間違えると住めなくなってしまいますので、ご注意下さい。
②連帯保証人の用意
家賃滞納など金銭的理由で強制退去となってしまった場合、連帯保証人を用意することにより大家さんや管理会社に万が一の場合の信頼性を示す事が出来ます。
連帯保証人のサポートがある事で、審査が通過しやすくなることもあります。
なかなか連帯保証人の用意が困難な方もいらっしゃるかと思います。ご事情をお持ちの方には、ご事情に沿った物件のご提案が可能になりますのでご相談下さい。
5、強制退去にならないために・・・避けるポイント
強制退去になってしまった、今後ならないようにするためには、
まず、契約説明にて禁止事項や契約解除事項をしっかり聞き分からないところについては契約担当者に聞くことが大切です。
家賃の支払い方法や、支払日、毎月の総額はしっかり把握しておき家賃滞納が無いようにしましょう。
禁止事項も、契約書記載事項は最低限必須となります。物件は大家さんの所有物であり、借りているものになるので契約説明段階で理解し強制退去とならないようにしましょう。
家賃滞納を無くすために、給与に見合った物件を探すのも大切になります。収入が低いが賃料の高い物件への申込は、保証会社の審査でも収入は厳しく見られますし、
物件の大家さんや管理会社も、家賃滞納が無いように収入はそれぞれ基準値を設けて審査します。
おおよその相場は、月収の30%程度に家賃を設定して物件を探すと、保証会社の審査も通過しやすいでしょう。
まとめ
強制退去となってしまった場合、次の物件は借りられるのか? 結論、借りることは出来ます。
ただ、保証会社・管理会社によって情報を共有していることがありますので、お客様の物件選択肢は各段に下がります。
駅チカ・初期費用安め・綺麗な物件等、お客様によってご希望条件が多々あるかと思いますが、希望に沿った物件に住むには強制退去は管理会社・大家さん・保証会社の
信用性・信頼性を落とす行為になりますので物件の審査もかなり慎重になります。
強制退去となってしまった場合、物件の保証会社・管理会社は契約書等に記載がありますのでしっかり覚えておくことが肝になってきます。
弊社は、保証会社の審査に特化しています。注意点として、一般的な不動産屋さんでの相談は保証会社・管理会社・大家さんに適切な交渉が出来ず逆効果になってしまうケースのお客様が
多々見られます。審査に特化した弊社のような不動産屋さんに正直に相談することをお勧めします。
結論、強制退去となってしまった方が次の物件への入居をする際は、弊社のような保証会社審査や管理会社への交渉に特化した経験のある不動産屋さんに、依頼するのが一番の近道となります。
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弊社では審査が難しい方専門のお部屋探しをしております。
ご状況等も様々ですのでお探しの際はご相談・お問合せくださいませ。