信用情報とは?
個人の経済的信用に関することを個人信用情報と言います。
(金融庁 全情連グループパンフレットより)
簡単に説明すると、クレジットやローンの利用状況や返済状況の記録の事を指します。
信用情報機関には、クレジット・ローンの利用状況・返済状況に加え延滞歴や滞納歴、お客様情報として氏名・住所・生年月日・就業先・免許証番号などの申込時記載情報が記録されています。
また、与信に関わる官報情報(債務整理、債権回収、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡など)も記録されています。
思想・信条・趣味・学歴・家族構成・人種・保険医療・犯罪歴などの個人情報に関しては記録されないものとなっています。
信用情報機関とは?
個人信用情報(クレジットや消費者ローンなどの取引内容)を収集・管理・提供する機関です。
信用情報機関は以下3つあり、それぞれのデータは加盟会員企業から目的に応じて照会され
参考資料として審査に使用されます。
・CIC(株式会社シー・アイ・シー)
CICの総登録件数として、79,185万のクレジット会社系信用情報が登録されています。
(CIC HPより 2024年8月データ)
・JICC(日本信用情報機構)
JICCの総登録件数は4億8,937万の消費者金融会社系の信用情報が登録されています。
・JBA(全国銀行個人信用情報センター)
JBAの保有情報量は、9,956万件の銀行系信用情報が登録されています。(JBA HP 2024年3月末データ)
上記3つの機関の情報は、共有されており目的に応じて開示され、審査の際に利用されます。
賃貸物件の審査では、主にクレジットカード会社の運営する家賃保証会社(信販系保証会社)の審査で信用情報が利用されています。
信販系の保証会社にて、審査通過するには信用情報に傷が無い事が鉄則になります。
1信用情報確認の重要性
信用情報は、日々の生活において直接的な影響は考えずらいと思いますが
賃貸物件の契約の際・クレジットカード発行の際・住宅ローンや様々なローンを利用する際に
審査の段階で必ず関わってきます。
また、クレジットの不正利用を確認したり、複数の消費者金融からの借り入れやクレジットカードの利用で残高が不明になっている際に信用情報を確認することで個人の返済残高の確認や不正利用のチェックも可能になります。
・信用情報の確認
→登録されている自分の信用情報が正確であるかを確認出来ます。
中には、ネットワークトラブルなどで誤情報が登録されていたケースもあるようですので、信用情報を用いた審査(家賃保証会社・住宅ローン・車ローンなど)がある際に一度確認してみるのも良いかと思います。
・不正利用の発見
→昨今、クレジットカード会社のネットワークシステムの向上で怪しいクレジット利用歴や高額なクレジット利用があった際に電話が来る事や、一時的にクレジットカードの利用が停止する事があるようですが、信用情報を開示した際に不正利用が発覚したケースも少なくないそうです。
キャッシュレスの時代になったからこそ、不正にローンが組まれていたり不明なクレジット利用がされていたりした場合の対処策として、信用情報の開示は効果的になります。
・トラブル防止
→不備や誤情報が記録されていると、審査の際に影響してきます。
記録の訂正もリアルタイムで確認出来ることではないため不備や誤情報がある場合は問合せをし確認後訂正になります。
事前にこの作業を行っておくことで、審査の際に慌てずに済むなどのメリットがあります。
2信用情報の開示とは
→開示とは、自身の登録されてる信用情報を閲覧する事です。
3社の情報機関では、それぞれ情報の開示が可能で、クレジットの利用歴・申込内容・ローンの返済状況・延滞・滞納状況の確認をすることが可能です。
3信用情報の開示の方法
→現在、3社とも2種類の開示方法があります。
料金もそれぞれ異なる為、会社ごとの開示方法をお伝え致します。
CIC
・インターネットでの開示
料金:500円(クレジットカード決済・携帯キャリア決済)
時間:毎日8:00~21:45
用意するもの:インターネット接続が可能な携帯・PC・タブレット端末
クレジット登録時に登録した発信番号が通知可能な携帯
・郵送による開示
料金:1500円(コンビニチケットによる開示利用券・ゆうちょ銀行発行の定額小為替証書)
時間:申込から10日前後で郵送にて到着
用意するもの:身分証明証(運転免許証・保険証・マイナンバーカード・パスポートなど2点)
開示申込書
JICC
・アプリによる開示
料金:1000円
時間:毎日AM3:00~AM4:00を除く時間
用意するもの:身分証明証(運転免許証・保険証・マイナンバーカード・パスポートなど2点)
(アプリ認証可能なクレジットカード)
・郵送による開示
料金:1300円
時間:申込から5~7日(速達対応も可能 +300円)
用意するもの:身分証明証(運転免許証・保険証・マイナンバーカード・パスポートなど2点)
JBA
・インターネットでの開示
料金:1000円(クレジットカード・PayPay・キャリア決済)
時間:申込後最短3~5営業日
用意するもの:マイナンバーカード
・郵送による開示
料金:1679~1800円(コンビニにて本人開示・申告手続利用券を購入し同封)
時間:申込から5~10日
用意するもの:身分証明証(運転免許証・保険証・マイナンバーカード・パスポートなど2点)
申込書(HPよりダウンロード可能)
3機関共に、基本的には本人の情報開示が可能になります。(本人以外の開示の場合、別途書類が必要になります。)
申込用紙や、アプリダウンロードなどは機関のホームページよりダウンロードが可能になります。
4注意点
・必要書類・提出身分証明証は機関によってはマイナンバーカード必須といった決まりがある場合があります。
事前に、ホームページより確認し揃えておくとスムーズです。
・開示にはそれぞれ料金が発生します。(500~1800円)
5信用情報を開示する メリット・デメリット
信用情報を開示した事については信用情報機関に記録はされず、開示が原因で審査に影響はほとんどありません。
・デメリット
費用と手間がかかる
→前述しているように、事前に必要書類を用意したり、申込用紙へ記載など開示には一定の手間を要します。
また、どの機関でも費用が掛かります。
・メリット
□家賃保証会社の審査やローンの審査に落ちてしまった原因を知る事が出来ます。
→信販系(クレジットカード会社の運営する家賃保証会社)の審査では、信販情報を基に審査されます。
保証会社に限らず、ローンの審査等で落ちてしまった際の原因を追究する事が可能になります。
□自分の支払い・借入状況を確認出来る
→昨今のネットワークの普及や、キャッシュレス化に伴い、様々な場面でローンが使用されている為、
複数のクレジットカードを所持している場合や、複数のローン返済をしている場合、現時点での支払い状況や残高が
分らなくなる事が多いと思います。信用情報の開示によって、自分の現在の状況を把握することが可能になります。
まとめ
キャッシュレス化やネットバンキング化が進み、支払い状況に対して不鮮明な部分が見えてきた昨今、様々な場面で分割払いやローンの利用が可能になり、
自分の信用情報が分からない方や不安な方も多いと思います。
賃貸物件の契約においても、一定の家賃保証会社では信用情報を用いた審査を行う為希望の物件に住むためには信用情報に何かしらの傷があると審査が難しくなってしまう
お客様も多数いらっしゃいます。(家賃保証会社の中には、信用情報を見ないで審査を行う保証会社もあります。)
信用情報は、個人で情報の開示が可能なので一度情報開示をして現在までの信用情報を確認してみる事は、賃貸物件の契約に限らずこれから暮らしていくためにかなり重要なことだと思います。
弊社では、信用情報に傷がある方や不安がある方、何かしらのご事情を抱えた方のお部屋探しサポートに特化しております。
一般的に駅前にあるような不動産屋さんと違い、家賃保証会社の審査に特化し、現在までに弊社をご利用いただいたお客様のデータを基に、
お客様のご事情をお聞きし、物件のご紹介からご希望物件への入居サポートを行っております。
ご連絡頂ければ、ご状況に応じた担当よりしっかりご説明させていただきますのでご検討下さい。
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弊社では審査が難しい方専門のお部屋探しをしております。
ご状況等も様々ですのでお探しの際はご相談・お問合せくださいませ。